院長のブログ

日本の若い大腸がん

2026.09.20

以前からしばしばブログでは大腸がんに関する話題を紹介しております.皆様すでに十分ご存じの通り,本邦においては大腸がんに罹患する患者様が増加の一途をたどり,すでに罹患数は15万人程度になっています.これは米国と比較してもほぼ変わらない数字ではあるのですが,アメリカの方が人口が多いため,人口で調整すると,日本はすでにアメリカを追い抜いています.元祖,ザ・欧米食のアメリカに負けているのですよ.大変不名誉だと思っています(大腸がんファクトシート2024).

日本人の食生活が急速に欧米化したから? それとも我々消化器内視鏡医の責任!? など,いろいろ考えてはいましたが,今年の8月に大阪大学から素晴らしい研究結果が報告されました(Nat Genet. 2026; 58: 2211-2225).

この研究では,大腸がんの患者様を,がんに関係する腸内細菌のパターンで4つのグループに分類しています.そうしたところ,あるグループの大腸がんにおいて,コリバクチンという大腸菌が産生する毒素による遺伝子変異が特徴的であり,若年者(1965年より後に生まれた方)に多いことがわかりました.そして,このグループの大腸がんにおいては,コリバクチンに関係した特徴的な遺伝子変異が,がんを抑制する遺伝子を傷つけ(つまり,がんの発症に関与して),さらに局所の免疫(がんを抑制する免疫)が弱っていることがわかりました.これらは日本人の若い患者様に多いそうです.ただ,なぜそうなっているのか(若年者でコリバクチンに関与した遺伝子変異が多いのか?)ということまでは未だにわかっておらず,考察では,もしかしたら小児期の抗生剤の多用が関与しているのかもしれないと述べられています.

最近,大腸カメラを行っておりますと,若い方(30歳代,40歳代)でも大きな大腸ポリープが見つかることが珍しくはなくなってきています.こういった研究報告に,これからも注目していきたいと思います.

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先日,娘たちと映画【Michael】を観てきました.Michael Jacksonが生まれたインディアナ州のゲーリーは,私が留学していたシカゴのサウスサイドに近く,しばしばゲーリー近傍のアウトレットに買い物に行っていたりしたので,大変懐かしい気持ちで楽しめました.

シカゴのサウスサイドと言えばJennifer Hudsonも有名で,昔からGirl SoulR&Bの好きな私はよく聴いていました.SWVの「Right Here」が好きな曲なのですが,これはMichael Jacksonの「Human Nature」だったんですね.映画を観てから,娘たちとMichael Jacksonをよく聴くようになっています.

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