こんなお悩みありませんか?
- 血便が出る
- 下痢が続いている
- 腹痛がある
- トイレに何度も行く
- 発熱がある
- 体重が減ってきた
- 潰瘍性大腸炎と診断された
このような症状がある方は、お気軽にいのうえ消化器クリニックにご相談ください。
潰瘍性大腸炎(UC)とは
潰瘍性大腸炎(Ulcerative Colitis)は、大腸の粘膜に炎症が起こり、びらんや潰瘍ができる病気です。
大腸の出口に近い直腸から連続して炎症が広がるのが特徴で、原因ははっきりとわかっていません。症状が落ち着いている時期(寛解期)と、症状が出る時期(活動期・再燃期)を繰り返すことが多い病気です。
※厚生労働省から難病に指定されている病気で、認定基準を満たし申請が承認されると、医療費の一部が助成されます。くわしくは当院にご相談ください。
主な症状
血便・粘血便
血液や粘液が混じった便が出ます。これは、潰瘍性大腸炎(UC)の最も特徴的な症状です。
下痢
1日に10〜20回以上トイレに行くこともあります。
腹痛
お腹の痛みが1日に何度も起こります。軽い痛みから激しい痛みまで、程度はさまざまです。
その他の症状
発熱、体重減少、貧血などが起こることもあります。
腸管以外の合併症
関節炎、皮膚の症状、目の炎症などが起こることもあります。
病気の重症度
潰瘍性大腸炎は、症状の程度によって軽症、中等症、重症に分けられます。
排便回数、血便の程度、発熱、脈拍数などをもとに判断されます。急に悪化することもあるため、定期的な診察が重要です。
病型分類
炎症が起こっている範囲によって、次の3つに分類されます。
| 直腸炎型 | 直腸のみに炎症がある |
|---|---|
| 左側大腸炎型 | 大腸の左側まで炎症が広がっている |
| 全大腸炎型 | 大腸全体に炎症が広がっている |
病型は経過中に変わることもあります。
診断
- 問診
- 血液検査
- 便検査
- 大腸内視鏡検査
など
大腸内視鏡検査では、大腸の粘膜を直接観察し、炎症の範囲や程度を確認します。必要に応じて組織を採取し、くわしく調べます。
治療方針
潰瘍性大腸炎の治療の目標は、次の2つです。
症状をおさえる(寛解導入療法)
良い状態を維持する(寛解維持療法)
症状が落ち着いても、大腸の粘膜に炎症が残っていることがあります。そのため、症状がなくなっても治療を続けることが大切です。
薬物療法
治療の中心は、5-アミノサリチル酸(5-ASA)製剤という薬です。
病状に応じて、次の薬も検討されます。
- ステロイド
- 免疫調節薬
- 生物学的製剤
医師の指示に従って、きちんと薬を飲み続けることが重要です。
定期的な検査の重要性
症状が落ち着いていても、定期的に大腸内視鏡検査を受けることが大切です。
大腸の粘膜の状態を確認し、再燃を防ぐために必要な検査です。
潰瘍性大腸炎と大腸がん
潰瘍性大腸炎の患者さまのうち特に次の方は、大腸がんにも注意が必要です。
- 発症してから長い期間が経過している方
- 炎症の範囲が広い方
定期的に大腸内視鏡検査を受けることで、大腸がんやその前段階の病変を早期に発見できます。また、炎症をしっかりコントロールすることで、大腸がんのリスクを下げることができます。
妊娠・出産について
寛解期
寛解期に妊娠した場合、病気が悪化するリスクは妊娠していない患者さまと同じ程度です。
活動期
活動期に妊娠した場合や、妊娠中に再燃した場合は、病状が悪化する可能性があります。そのため、寛解期に妊娠することが望ましいとされています。
妊娠・出産を希望される場合は、主治医とよく相談しましょう。
日常生活について
症状がコントロールできていれば、日常生活に大きな支障はありません。
ただし、活動期には頻繁にトイレに行く必要があったり、外出が制限されたりすることがあります。
潰瘍性大腸炎(UC)の患者さまへ
潰瘍性大腸炎(UC)は、定期的な受診と検査を続けることで、病状をしっかりとコントロールし、快適な日常生活を送ることができます。しかし、長期にわたる治療が必要なため、医師や医療スタッフとの信頼関係が大切な病気です。
症状や治療に関する疑問や不安があれば、ご遠慮なくお気軽にご相談ください。当院では、患者さまのお話を丁寧にお聞きし、長期にわたってしっかりとサポートさせていただきます。



