このようなお悩みありませんか?
- 胃の調子が悪い日が続いている
- 食欲がなく、体重が減ってきた
- 胃のあたりに違和感や痛みがある
- 健康診断で「要精密検査」と言われた
- 家族に胃がんの人がいて心配
このような症状がある方は、一度検査を受けることをおすすめします。
胃がんとは
胃がんは、胃の内側を覆う粘膜から発生する悪性腫瘍です。日本人に最も多いがんの一つで、特に50歳以上の方に多く見られます。かつては日本人のがん死亡原因の第1位でしたが、検診の普及や治療技術の進歩により、早期発見・早期治療ができれば治る病気になってきました。
胃がんは進行の程度によって「早期胃がん」と「進行胃がん」に分けられます。
早期胃がん
がんが胃の粘膜または粘膜下層にとどまっているもので、この段階で発見できれば90%以上が治癒します。
進行胃がん
がんが胃壁の深くまで入り込んだり、リンパ節や他の臓器に転移したりしている状態です。
主な症状
早期胃がん
ほとんど症状がありません。これが胃がんの怖いところです。症状が出てから受診した場合、すでに進行していることも少なくありません。
進行胃がん
進行すると次のような症状が現れることがあります。
- 胃の痛みや不快感が続く
- 食欲不振、吐き気、嘔吐
- 食後の胃もたれ、膨満感
- 体重減少、疲れやすさ
- 黒い便が出る(胃からの出血)
- 貧血による立ちくらみ、息切れ
ただし、これらの症状は胃炎や胃潰瘍などでも起こるため、症状だけで胃がんと判断することはできません。気になる症状がある場合は、お早めに医療機関を受診しましょう。
胃がんの原因とリスク要因
ヘリコバクター・ピロリ菌の感染
胃がんの最も大きな原因です。WHO(世界保健機構)の外部機関IARCが「ピロリ菌は胃がんの原因である」という報告をしたように、日本人に多い胃がんとは、はっきりとした因果関係があることが分かっています。ピロリ菌に感染すると慢性的な胃炎が起こり、長年かけて胃がんが発生しやすい状態になります。
塩分の多い食事
塩分の多い食品や塩蔵食品を多く摂る習慣は、胃がんのリスクを高めます。
喫煙
喫煙者は非喫煙者に比べて胃がんになりやすいことが分かっています。
飲酒
過度の飲酒も胃がんのリスク要因です。
家族歴
血縁者に胃がんの方がいる場合、リスクが高くなります。
診断方法
胃がんの診断には、主に次の検査がおこなわれます。
胃内視鏡検査(胃カメラ)
最も確実な検査方法です。胃の中を直接観察し、疑わしい部分があれば組織を採取して詳しく調べます。口から入れる方法と、鼻から入れる経鼻内視鏡があります。
当院では精度の高い機器を使用し
安全で安心の胃内視鏡検査を実施しています
胃X線検査(バリウム検査)
バリウムを飲んでレントゲン撮影をおこない、胃の形や粘膜の状態を調べます。検診でよく用いられる方法です。
CT検査・超音波検査
がんの広がりや転移の有無を調べます。
血液検査
貧血の有無や腫瘍マーカー、ピロリ菌の感染などを調べます。
治療方法
胃がんの治療は、がんの進行度や患者さんの状態に応じて選択されます。
内視鏡治療
ごく早期の胃がんに対して、内視鏡を使ってがんを切除します。胃を残すことができ、体への負担が少ない治療法です。
手術療法
胃がん治療の基本となる方法です。がんの部分を含めて胃の一部または全部を切除し、周囲のリンパ節も取り除きます。最近では腹腔鏡手術やロボット支援手術も普及し、傷が小さく回復が早い手術が可能になっています。
薬物療法(抗がん剤治療)
手術後の再発予防や、手術が難しい進行がんに対しておこないます。最近では分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬など、新しい薬も使われるようになっています。
放射線療法
胃がんそのものに対してはあまりおこなわれませんが、転移した部分や症状を和らげる目的で使われることがあります。
胃がんを予防するために
胃がんは予防が可能ながんです。以下のことを心がけましょう。
ピロリ菌検査と除菌
ピロリ菌に感染している場合は、除菌治療を受けることで胃がんのリスクを大きく減らすことができます。胃がんの予防のためにも、ピロリ菌の検査、必要に応じた除菌治療をおこなうことが有効です。
塩分を控えめに
塩分の多い食品を控え、野菜や果物を積極的に摂りましょう。
禁煙
喫煙は胃がんだけでなく、さまざまながんのリスクを高めます。
適度な飲酒
お酒は適量を心がけましょう。
早期発見のために胃カメラ検査を受けましょう
胃がんは早期発見・早期治療が何より重要です。症状がなくても、年に1回は胃カメラ検査を受けることが大切です。早期発見できれば、ほとんどの胃がんは治すことができます。「まだ大丈夫」と思わずに、定期的な検診を受けるようにしましょう。気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。



