逆流性食道炎
逆流性食道炎とは
胃酸が食道へ逆流し、炎症を起こす病気です。代表的な症状としては、胸やけが知られています。
気管支拡張剤や降圧剤の中には、下部食道括約筋を弛緩させ、逆流を助長するものがありますので、そういった原因も合わせて探っていきます。
胃カメラ検査でよく見つかる病気です。
原因
- 食生活の欧米化(肉の摂取量の増加)
- 塩分摂取量の減少
- ピロリ菌感染率の低下
- 前かがみの姿勢(腹圧が上昇するため)
- 加齢
など
症状
- 胸やけ
- 喉、口腔内の違和感
- 咳、痰
- げっぷ
検査方法
問診により自覚症状を把握した上で、胃カメラ検査を検討します。
あるいは、胃酸分泌を抑制するプロトンポンプ阻害薬(PPI)を用いて、症状の改善が見られるかどうかで検査することもあります。
予防法
肥満傾向にある方は、食生活の改善と運動習慣によるダイエットで、ぽっこりとしたお腹を解消することが有効です。また、猫背や前かがみの姿勢は腹圧を上昇させ逆流性食道炎を誘発することがあります。そういった姿勢を矯正するのも良いでしょう。