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院長のブログ

当院での日本食についてのアンケート結果について

8月22日から23日にかけて,札幌で行われました第16回日本炎症性腸疾患学会に参加させて頂きました.2日間も終日休診にさせて頂き,多くの患者様に迷惑をおかけいたしましたことをお詫び申し上げます.昨年夏に当院ご利用の潰瘍性大腸炎およびクローン病の患者様に協力を頂いて日本食についてのアンケート調査を行い,結果を学会で報告して参りました.以下に簡単ですが,結果をお知らせしたいと思います.

・合計12項目からなる日本食スコア(肉類の摂取の少なさ,海藻類,キノコ類,和菓子,魚,大豆製品,漬物,米,みそ汁,野菜,果物と緑茶で構成)のアンケート調査にて,統計学的に「男性」と「クローン病」の患者様でそれぞれ「女性」と「潰瘍性大腸炎」に比べて明らかにスコアが低くなっていました.

・日本食に対する遵守度が低い要因(つまり日本食を守らない要因)として「喫煙」と「腸炎の難治性」が関与しているとの結果でした.

これはクローン病の方や難治性の方が日本食スコアが低いので,今後食生活を改善する必要があるかもしれないよ.という結果かもしれませんが・・・

一方で,これは腸炎が治らない(難治)だからあえて食物繊維や野菜の摂取を控えており,その結果スコアが低くなっているだけかもしれず,今後の経過を見る必要があります.

調査にご協力頂きました皆様,誠にありがとうございました.

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