先日は当院でも使用しているFujifilm社製の「CAD EYE」といういわゆるAIを用いた内視鏡検査について講演する機会を頂戴いたしました.
CAD EYEを用いておりますと,胃カメラでも大腸カメラでも怪しい病変やポリープは自動的に「 」でリアルタイムにマーキングされ,大腸カメラでは同時にある程度の診断まで行ってくれます.これは内視鏡施行医にとって大変ありがたい機能なわけです.
大腸カメラにおいては科学的な「エビデンス」が蓄積されてきており,AIを用いることでおおよそ10-20%程度のポリープの発見率が増加するということが明らかになってきています(Endoscopy 2021; 53: 277–284) (Gastrointest Endosc 2025;101: 68-81).一方で,AIを使用してポリープの発見が増えるのは内視鏡初心者の方だという報告もあります(Digestive Endoscopy 2024; 36: 40–48).
これまで安全運転で事故を起こしていないベテランドライバーの方が最新の安全装備を有した車にのってもやっぱり事故は起こさないかなと思いますし,初心者のドライバーにとってはこれらの車はありがたいでしょう~.なんとなくそれに近い感じかなと思います.
しかし,ベテランドライバーにとっても最新の安全装備を有した車は安心しますし,運転の疲労感も少なくなるのではないでしょうか?
内視鏡施行医にとって,「ラクに」「安心して」内視鏡検査を行えるAIを備えた内視鏡システム(当院ではCAD EYE)はやっぱり大変ありがたいものかなあ.と思って毎日使用させて頂いております.