あけましておめでとうございます.
いよいよ寒くなってきました.昨年末からインフルエンザがとても流行っています.皆様十分に注意をしましょう.
当ブログはいつも消化器内科,内視鏡検査を中心に話題を提供しているのですが,そういうことで今回はテーマをインフルエンザにしたいと思います.以下,実に簡単で恐縮ですが,
●予防にはワクチンが有効であることが知られていますが,特に9歳以下でその効果が顕著となっています.お子様はワクチンの接種をお勧めします.
(今期の接種は当院はすでに終了いたしました.すいません.m(_ _)m).
●治療については,すでに数種類の抗インフルエンザ薬が本邦で使用されていますが,昨年から新たにインフルエンザウイルスの増殖を強く阻害するバロキサビル(商品名ゾフルーザ)というお薬が登場し,よく使用されています.1回内服するだけなのでとても簡便に使用でき,解熱までの時間が特に若年者で早くなっています.ただ,少数例ですが耐性ウイルスの問題もあるので,内服しても症状が長引く場合があるので注意が必要です.
(日臨内科医会誌34巻4号2019より)
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今年もよろしくお願いいたします.